こちらは英文法に関するページです。
寺子屋カフェ@オンライン 「英文法」コースのご紹介。
2020年10月28日より、隔週水曜日、全10回コース(2020.10/28〜2021.3/10まで)
カリキュラム
①なぜ英文法が大事なのか。
②時制
③関係詞
④準動詞
⑤前置詞
⑥冠詞
⑦接続詞
⑧助動詞
⑨仮定法
⑩その他、まとめ
中辞典以上の辞書、もしくは電子辞書が必須です。プリント配布で進めますが、希望者には写真のテキストを購入していただくこともできます。
zoomを使ったオンライン授業です。PCまたはスマホでご参加ください。どうしても欠席という日があれば、録画配信で対応します。
フナツは、愛知大学オープンカレッジで英文法と英文読解を主に社会人向けに教えていますが、この秋から平日夜(水)に、英文法入門クラス(超初級)を始めることになりました。(2014.9.7 tanakomo)
英語を勉強しないといけなくなったけど何からどう手をつけていいかわからない人、TOEIC受験しなきゃいけない、または点数をもっと上げないといけないけど英語は昔から苦手なんだよなぁという人のための、初歩からの「英文法」クラスです。
まったくの一般向けでそして初心者向けなので、こちらに情報をアップすることにしました。
みなさんの回りに英語で困っている人はいませんか?
参考書だけ買ってまったくそれに目を通していない人いませんか?
もし、みなさんの回りで上記のような「英語やんなきゃ、でもどうしたらいいの?誰か助けて!」という人がいたら教えてあげてください。
フナツがそういう人たちのお助けマンとしてビシバシ鍛えてあげます。(フナツ自身もこのクラスはまさに「人助け」だと思っています)
以前ここで成毛真さんの『日本人の9割に英語はいらない』という本を紹介しました。もう何十年も英語業界にいる(英語を教える仕事をしている)フナツにとってこの本の題名は至極真っ当なものだと思います。しかし現実には英語を勉強したい人、しなきゃいけない人はたくさんいます。
そして、そういう人に限って「英文法、あ〜苦手です、なんかすごく難しいって感じで・・」って言うんですよ。
そう、頭っから避けて通ってる。
そしてその避けている現実から目をそらすために「文法なんて関係ないんだよ、話せりゃいいんだよ」って何か本で読んだことを受け売りして、英文法なんて必要ないって誤解している現状があります。
でもね〜、その「話せりゃいい」ってところに必ずからんでくるんですよ、文法は・・。文法をあらかじめちゃんと勉強しておくと後が楽ですよ〜。
・英文法、全然難しくありません!
・きちんと勉強したことがないから難しく見えるだけ!!
・ちゃんと勉強すればこんなにおもしろいもの(役に立つもの)はない!!!
しかし、そこで問題が・・・。
日本ではきちんと「英語の文法」を教えてくれるところが(中学校・高校をのぞけば)少ないんですね〜。
特に社会人に英文法を手取り足取り教えてくれるところが・・。
はい、そこで、なんとかしないといけないとフナツは立ち上がったのです。
曰く、
a と the って何が違うの?どっちをつけたらいいの?
とか、
どうもあの which とか that って何のためについてるかわからないんだよね〜。
とか、
単語の意味はわかるんだけど、文章になるとよくわかんなくなるんだよね〜。
とか、
そもそも、あの、何だっけ不定詞とか仮定法ってあったじゃない。あれって何?
なんていう人に、いちから英語のこと(文法)を教えていくクラスです。
理論ばかりじゃありません。
いろんなエピソードを交えながら楽しく講義します。
いい機会だから英語を基本から勉強し直してみるかぁ、なんていう人も大歓迎です。
詳細は、こちらのサイトから「テーマ別英会話」ってところをスクロールして探してもらって、講座番号143164、よくわかる「英文法」入門【初級】ってところをクリックしてください。
英文法について
一度、以下をお読みください。
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最近のように、英語が事実上国際語としての地位を占め、その重要性が広く認められているだけでなく、実際に誰でもてがるに外国へ旅行できるし、また英語を話す外国人に接する機会も多くなると、「実用的な」英語の必要性が強調され、英文法などはもはや無用だとして、幼児が言語を習得するような過程をそのまま英語学習にも当てはめようとする傾向がある。つまり、単語や熟語さえおぼえておけば自分の思っていることがなんとか相手に通じるのだから、あとは「習うより慣れろ」だというわけである。しかし、この考え方は、つぎの二つの点を無視した一面的なとらえ方だと言わねばならない。すなわち、一つは日本人が英語を習うのであって、そこには必然的に日本語が介入せざるをえないということであり、いま一つは、幼児的な言語習得はその言語が日常的に用いられる環境を離れては成立しないし、またその環境を離れるとすぐに忘れられてしまうということである。習得された外国語は定着されなければならない。だが英米人でもなく幼児でもないわれわれに、それがどのようにして可能であるのか。その答えは、理論化すること、つまり体系的な文法によることをおいて他にはない。
高梨健吉『総解英文法』美誠社、「はしがき」より
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なんとこの文章は、1970年に書かれたものです。
現代でも同じような状況ですね。
フナツは英文法の最初の授業でいつもこう話します。
「サッカーのルールを知らないでサッカーができるのだろうか?上手になるのだろうか?」と。
子どもの遊びならいいです。どんな形でも楽しめますし、足の速い子、キックが上手ならもっと楽しめることでしょう。でも、上のレベルへ行きたければ、手を使ってはいけないことを知り、オフサイドの意味も知らなくてはいけないでしょう。
もっと上のレベルでは、オフサイドトラップをかけて敵のボールを奪い取り、自分たちのゲームプランで試合を支配していくでしょう。それには身体的な熟達に加え、ルールの熟知とそれを適宜応用していくという頭脳が必要でしょう。
サッカーというゲームにおいて(すべてのゲームがそうですが)、ルールを知っておくことは、そのゲームを心から楽しめる大きなポイントになると思います。
英語というゲームもそれと同じです。ルールを知らず、オフサイドを理解しようとしないで「えー、なんで今のがだめなの?まあいいや、次はOKかも」ということを繰り返すのは不毛だと思います。文法というルールを知り、早く上達して楽しめるようになりましょう。
普通の社会人であれば、週に一回、半年から一年かければ(集中すれば3ヶ月でも)、誰でも英文法がひととおり理解できるはずです。みなさん、日本人であれば知能や環境などにかかわりなく、日本語における文法的な間違いを犯すことはないですよね。
だから安心してください。言語学的観点からしても、言語の規則である文法において、理解不能なものは存在しないのです。もしあったとしても使えない人が多ければ誰も使わなくなって消滅してしまいます。
文法は、決して難しいものではありません。