実践「資質を開花させるトレーニング」
では、発声の際の身体の状態をどう作っていけば良いのでしょうか?
発声と密接な関係を持つ「呼吸法」や、筋肉をリラックスさせる方法が発声の準備に非常に重要になります。
まず呼吸を観察することから始め、その呼吸をスムーズにする体操へと進みます。
その上で、具体的な発声のためのトレーニングに入っていきます。
まさにスポーツと同じく、脳が指令を出して筋肉を動かす「運動」です。
いろいろな方法にトライして、「筋肉運動」としての「発声」を意識しながら行うことで、みるみる内にあなたの「声」が変わるはずです。
(2014.3 tanakomo)
次に声のワークショップ実践編の紹介です。
場所:日本特殊陶業市民会館(金山の市民会館)
地下1F、第2リハーサル室
料金:理論編とセットで¥3000(理論編のときに払った人は、 料金不要です)
*声のWS実践編リピートの参加者は¥1000
日時:3月21日(祝日)17:30〜19:25
さて、実践編では何をするのか、部分的になってしまいますが、少々書いてみたいと思います。
ボイストレーニングというとピアノの前で「あーあーあーあーあー」なんてやってる姿を想像すると思いますが(もちろんフナツも声楽のレッスンではやっています)、歌をうたうためのボイトレじゃないので、ほんとうに身体から、基礎から声を出すための筋肉運動からやっていきます。
声はどうやって作られるのか、以前ここに書きましたね。(直近の書き込みは3月7日ですが、ただいま鋭意ホームページを作成中です。いろんな書き込みをちゃんと整理して、読みたい記事がすぐに読めるよう頑張っておりますです)
まず、①「気流の起こし」
声は吐く息「呼気」でした。息を吐かなければ声は出ない。発声は呼吸そのものでしたね。
だからまず呼吸法からやります。
次に、②「発声」
声はのどにある「声帯」の振動によって作られます。
キレイに声帯が振動するためには、声帯周りが固まっていると、つまり筋肉が緊張しているとうまく振動しません。コップを握りしめてスプーンで叩いてもいい音は出ませんね。
固定振動数のことも先日(3月7日のアップ)書きました。
なので、次のワークは筋肉(特に首筋、肩周辺)のリラックスです。
いつでもすぐできるリラックス法をいくつか紹介します。
そして、声帯の振動のみである「喉頭原音」(これも3月7日に書きました)だけでは「いい声」は出ない。のど、口腔、鼻腔その他にキレイに響かせないといけない。
なので、のどから唇、鼻、そして頭、胸、いろんなところに響かせるワークをやります。
響かせるためのハミングレッスンも大事。
そして、③「調音」
私たちは、「あ」「い」「う」「え」「お」をどうやって発声し分けているのか、「あ」と「い」は何が違うのか。口の開き具合、「共鳴腔」の形の違いでしたね。
さらに、子音は?
子音ひとつひとつにも口の形の違いややり方がありました
共鳴腔を変えることの意識、子音ひとつひとつを作るやり方などを意識しながら発声レッスンを行います。
丹田やベクトルを意識するなんてものあります。
これらに関してはまた今度書きますね。
リピートの人もお待ちしてます!
何度かやるうちにいろんなものが見えてきます。
ではリハーサル室で待ってます!!