柔らかめのビジネス本①

『あたりまえだけどなかなかできない仕事のルール』(2012.11.3 tanakomo

 

浜松の会社での研修で、新入社員も含めたスタッフ研修ということで、参考文献として使った本です。

明日香出版社の「ルールシリーズ」の中の一冊で、著者の浜口さんは著作が100冊以上、累計発行部数300万部を超えるという人です。

本の内容自体は、まさに「基本のキ」とでもいうことばかりですが、仕事をするにあたって大切なことばかり。

本の帯の文句が「これさえできれば仕事は絶対うまくいく」です。(「ホントかよ」と思った人、疑うよりも実行してみることをお勧めします)

ここに紹介されている101のルールをきちんと守れば、新入社員であろうと、中間管理職だろうと、経営者であろうと、また自営業であろうと、一定以上の評価が得られ、成功に近づくことは間違いないと思います。

スポーツでも仕事でも基本が大事、基本ができている人はその後の発展も早いです。

仕事における成功というのは、シンプルなことに徹することができるか、徹しきれるかという要素がけっこう大きいと思います。

せっかく入った会社なのに辞めたいと思っている人、現在携わっている仕事に疑問を感じ始めている人、リストラの影におびえている人(うーん、さすがにこのブログの読者にこういう人はいないかな・・)さらに自ら起こした事業が行き詰まっている人、などなどにお勧めです。

 

 

 

 

『成功は一日で捨て去れ』(2012.6.21 tanakomo

 

先日の某銀行さんへのビジネス研修のために、先週は主にビジネス書をたくさん読んでました。その中でも読みやすく、いろんな業界の人にも興味を持たれそうな本を選んでみました。

毎月行っているビジネス研修のクライアントさんでも、紹介して好評だったので。

フナツはユニクロの商品が好きです。(もちろんユニクロの商品の中でも”超”がつくくらいの定番商品で、かつ品質の良いものという但し書きはつきますが・・)

世間ではおしゃれを自認する方々で、ユニクロの商品を批判する人もいますが、「値段を見ろ!」と言ってあげたいです。「この価格でこの品質」これがユニクロの魅力ですね。高くていい商品はもちろん他にもたくさんある。

前置きはおいといて、

この本では、一人勝ちと言われるユニクロが、実はすごく一生懸命なこと、ドライで厳しい経営者と言われる柳井さんが実はとても真面目に、そして必死に経営に取り組んでいることが書かれています。

ちょっと「文庫版あとがき」の一部を紹介します。

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 ぼくがこの本で伝えたかったのは、「現状維持は愚の骨頂」であり、安定志向こそが会社を滅ぼす、まさにタイトル通り「成功は一日で捨て去れ」ということである。まずは現状を否定し、そこからの泥臭い一進一退の悪戦苦闘の連続こそが自分自身の、そして自分が所属する会社の将来につながっていくのだ、とのべた。
 本書の各章末には、それぞれの年頭にぼくが全社員に向けた「新年の抱負」を載せてある。それを読めば、ぼくが実際に社員に何を語り、何を求め、どこに進もうとしてきたかがおわかりいただけると思う。
*****

ここには「仕事への姿勢」というものの一つの形が現れていると思います。ぜひ本屋さんで、ある年の「新年の抱負」だけでも読んでみてください。

 

 

 

 

『日本経済の真相』(2012.3.12 tanakomo

 

自宅近くのエアポートウォークに用事があって行ってきました。靴の修理ができあがったのを取りにいったのですが、ついつい「おっ、そういえばここには紀伊国屋書店があったな、あそこはけっこう見やすい陳列の書店だったな・・」なんて思い出してしまったのが運のつき。
いつもは「本やクラブ」で注文(つまりこれを買おうとわかっている本しか買わない)しているのに、自由に手に取って「おっ、これも、あ、これも」なんてやってたら、お買い上げ〆て¥9,395なり・・。(安い本しか買わなかったのに・・)
間がたっぷりある日に、たっぷり余裕のある陳列の(ストレスなく立ち読みができる)書店に行ったらお金を使ってしまうという典型例でした。まあ、いいか・・。
さて、また前置きが長い。
その今日買った本の中で、早速フードコートでマックのソフトとコーヒー片手に一気読みしてしまったのがこの本です。

さて、以下の項目をみなさんはどのくらい信じてますか?

・異常なまでの円高に打つ手なし
・復興財源の確保には増税もやむなし
・格付けの見直しは経済に影響を与える
・日本のデフレの原因は人口減少
・新聞は有用な情報源。読めば真実がわかる
・年金は破綻確実。増税して積立金を補え
・米国QE3が日本に打撃を与える
・日本は財政赤字で破綻寸前
・公務員改革、大阪都構想には高い壁

↑著者の高橋さん曰く、以上<全部ウソ!!>

おもしろいですよ。
著者の高橋さんは錚々たる経歴の元財務官僚です。
でもフナツが高橋さんの言うことを多少信じるようになったのは、その経歴のせいではなく、高橋さんが官僚を辞めて、官僚に都合の悪いことを書き始めたら、ひどい中傷にあった(実はもっとひどいことをされてるのですが、ここでは書けない)ことです。

もちろん本の内容の全部を信じているわけじゃないですが、一読の価値はあります!!

 

 

 

 

『中国は世界恐慌を乗り越える』(2012.2. tanakomo

 

副島さんの新しい中国本です。
素晴らしい!の一言。
いつも書いてるように、副島さんの本の内容は<こういうことを書いている人もいる>という前提で読んでください。決して内容すべてに共感しているわけではないと以前にも書きました。ただ、この人はひも付きではない(スポンサーがいるわけじゃない、どこかの学会や財団や政府筋の関連団体からお金をもらっているわけではない)ようなので、いつもどんなことが書いてあるか楽しみでページをめくってます。
今回この本のいいところは、中国を曇りのない目で見ているということと、日本のさまざまな論調が「中国は危ない、もうすぐバブルが弾ける」と指摘しているところに真っ向から反論しているというところです。
かくいうフナツもこの本をじっくり読むまでは「えー?中国の経済が大丈夫だって??ほんとかいな?まあ副島さんが書いているならいっぺん読んでみるか」という姿勢でした。
いくつかのセミナーや授業でも取り上げたのですが、今年の初め「週刊ダイヤモンド」(2012.1.21号)が、<繁栄か失速か!?あなたは中国経済を信じますか>なんていう特集を組み、たくさんの経済評論家がいろいろ中国への不安を書いているという状況があり、当然新聞にもその手の記事が載り、さらに、日本人の中国人蔑視もからんで「中国もそろそろ終わりさ」なんていうビジネスマンも多いと思います。しかし、そういう人たちにこそこの本をぜひ読んでほしい。
もちろん、だからといってすぐに中国に投資!なんて短絡的に考えず、こういう意見もある、という姿勢でじっくりバランスをとりながら自分の仕事や会社のことを考えてもらえればなと思ってます。

 

 

 

 

『経済情報の裏読み先読み』(2012.2.9 tanakomo

 

本の帯に「経済ニュースの“数字”に騙されてはいけない!」とあります。
この本を読むと、テレビや新聞雑誌に出てくるいろんな数字が粉飾されていることがわかります。
ぜひサイトで内容を見てください。
やはり帯に書いてあるのですが「超円高、国の大借金、赤字決算、年金はどうなる!?」とあります。今、世間を騒がせているいろいろな問題をすっきり数字から理解していくという意味でもお買い得です。
トヨタのこと、ユニクロのこと、ソフトバンクは?東電は?といろいろ話題も盛りだくさんです。
本屋さんで一度興味のあるところだけでも拾い読みしてみるといいです。

 

 

 

 

『さよなら!僕らのソニー』(2012.2.7 tanakomo

ある年代の人々にとって「ソニー」は輝かしいブランドでした。
ある人はウォークマンを手放さず、ある人は「テレビならソニーでなくちゃ」と言い、そしてある人はソニーがアメリカで有名になった頃の、次のようなエピソードを紹介する。あるアメリカ人が、日本の企業は猿真似ばかりでいけない、として「米国のメーカーであるソニーを見習え」と言ったとか・・。
まあ、前置きはおいといて、そんな輝かしい企業<だった>ソニーがいかに変身していったかを克明に追った本です。
フナツはある種の感慨を持ってこの本を読みました。ソニーよさようなら、ってね。そもそも今の若い人には「なんでソニーなの?」って感じでしょうね。まあ、この本を読んでこういう企業が日本にもあったんだ、ってことを知ってもらえばいいと思います。
著者の立石さんも、最終章「さよなら!僕らのソニー」で、現ソニーのトップであるストリンガー氏がNYに住み(CEOが居る所が本社らしい)、その依って立つところが米国のエンターテインメント事業であるところを指摘した後に以下のように書きます。

<「SONY」ブランドが輝いたかつてのソニーを知る者にとって、日に日にメーカー・マインドを失っていくソニーの姿を見るのは辛い。しかし「グローバル企業」とは、こういうものなのだろうとも思う。
地域や国単位で市場をとらえるのではなく、全地球をひとつの市場と見なして事業展開するのがグローバル経営とするなら、当然、それに見合った経営体制が必要になる。その体制では、きっと本社の所在地や本業、創業者精神、カルチャーなどそれまでソニーが大切にしてきたものを重要視することはナンセンスなのだろう。
(中略)
それゆえ、グローバル経営を目指すストリンガー体制のソニーでは、地球市場を見渡しては儲かる場所(地域や国)をいち早く見つけ、その場所に出向いて利益が確保できるビジネスを展開し、その見返りに経営トップは莫大な報酬を得る、という企業を理想としているのであろう。
そして、それを繰り返し実行できる人間だけが、トップの座に居座ることができる>(289〜290ページ)

そうなんですね・・。
会社っていったい誰のものだろう?誰のためにあるのだろう?と考えてしまいます。
このソニーの状況で見えてくるのは「会社は一握りの経営陣と株主のためのモノ」ということですね。「私企業なんだから私物化して何が悪い」という声も聞こえてきそうですね。
はっきり言えるのは、もうソニーはユーザーのことを考えていい商品を提供してくれる企業ではないということ、日本を代表する企業として私たちに「夢」を与えてくれる企業ではないということですね。
もう(私たちが理想とする)「日本の会社」ではないということなんですね。
寂しいけどしょうがない。
でも最後に、現在ソニーで働いている日本人社員はそういうことでいいのか?このことをどう思っているのか?って、まあ、外野が文句言ってもしょうがないですね。それぞれ生活もおありでしょうし、給料もらってるんだから・・。
今日は切ない結論で申し訳ない!!

 

 

 

 

 
最近の新書は(と十把一絡げにしてはいけないのですが)週刊誌感覚ですね。著者は最近テレビでもよく見かけるエコノミストの門倉貴史さんです。ビジネス、特に経済関係でけっこう読みやすい本を書かれるので門倉さんの本はよく読みます。でも、この本はビジネス研修の、まさに裏話のネタになるかなという好奇心から(本屋さんで立ち)読み始めました。

とりあえず本の裏表紙から・・、
身の毛もよだつ「怖いビジネス」が世界各地で増殖中・・・
(もうこのキャッチだけで女性週刊誌っぽい)
・韓国の闇市場で流通する中国産「人肉カプセル」
・ナイジェリアで摘発された恐怖の「赤ちゃん工場」
・イタリアの環境を破壊する「エコ・マフィア」
・「ステロイド中毒」になるバングラデシュの売春婦
・米国では人の死まで「死亡債」として証券化
・ソマリアに本当にある「海賊証券取引所」

目次から他にも、
・欲望につけこむ「エロ怖いビジネス」
・弱者を骨の髄までしゃぶる「貧困ビジネス」

などなど、世界各地から日本の怖いビジネスまで網羅的に紹介しています。
おもしろくて思わず買ってしまった・・、ははは。
興味のある方はどうぞ
 
 
 
 
 

『資産フライト』(2012.1.20 tanakomo

 

今日某学校でビジネスの話をした際に、日本が(民主党と財務省が)どのように増税を計画しているかという話について(授業の本筋じゃなかったのに)、学生がとても食いついてきました。なので、日本はどのように税金が高いのか、またこれからどのように税金が上がっていくのかという(今日授業で紹介した)話の参考となる本をアップすることにします。
この本は、お金持ちが日本から逃げ出している、自分の財産は自分で守るしかない、といったことがテーマの本ですが、それを描く過程で日本の税制やこれからの増税についてふれています。
今日の授業で特に食いつきのよかった「相続税増税」の部分は、第3章の、相続税増税で一般層を狙い撃ち(P.66)、の前後あたりでよくわかります。(K君、本屋さんでまずこのあたりを立ち読みしてごらん)
それからこの本では、PTというライフスタイルを紹介しています。これは欧米の富裕層では以前から当たり前のことで、また海外に出た中国人、華僑も一種のPTといえるでしょう。PTとは"Permanent Traveler"の略で、自分の資産を自国よりも税金のかからない、もしくは無税の国や地域に移し、自国に定住しないというライフスタイルです(P.110参照、Mさん最後の質問はこの前後を読めばよくわかると思う、今日は時間がなくてあまり詳しく話せなかったけど)
もちろん脱税の指南本ではないし、国税局が本気になればたいての財産は追いかけられると思いますが、こういった本が普通に書かれること自体が、日本は変わったのだと実感できますね。
もちろんフナツはこの著者の考察にすべて同感しているわけじゃありませんが、ここに書かれている事実を知っておくことは必要だと思います(英語教育のことにもふれているのです)。

 

 

 

 

『仕事の話』(2012.1.16 tanakomo

 

いやぁ、実に読みがいのある本でした。
読み終わるのがもったいなくて、「1回読むときに1人分」って最初に決めて、1人読み終わるごとに、じっくりいろいろ考えて、なんてやってたんですが、でもずっと読んでいれば終わりは来るわけで・・。
きちんと仕事をしている人の話を聞くのはおもしろいですね。
感動話あり、読んでいてウンウンとうなずいてしまう話あり、へぇー、そうなんだと感心してしまう話ありで、「この人の作った料理が食べたい!」「この人が作った商品が欲しい」なんて思いながら、「ああ、あと3人になっちゃった」「ああ、あと1人」なんて感じで読んで、とうとう読み終わってしまいました。
本屋さんでまず「はじめに」を立ち読みして、編者の姿勢に共感できたら買ってください。メジャーな人のインタビューも含まれてますが、そうじゃない市井の人たちの言葉にぜひふれてください。世の中にはすごい人がたくさんいるなぁ。

 

 

 

 

『フェイスブック若き天才の野望』(2012.1.14 tanakomo

 

この本、以前にも(exblogのほうで)紹介したような気がするんだけど・・、してたら申し訳ない。
一般庶民から搾取するしか能がない(さっきの増田さんの本にあるように、アメリカ企業が誇る<利益率や労働生産性の上昇>は、ほとんど従業員の首切りの結果である、経営者の給与は天文学的に上がり続け、労働者の給与はすさまじく落ち込みつつある)無能なアメリカ企業の経営者の話だけでは片手落ち(この言葉を差別用語だという人がいる・・)なので、この、まさに今フナツが使ってみなさんに情報をアップしているツール、facebookを作ってくれた人の本を紹介します。科学関係の雑誌のジャーナリストである著者が、facebookの創設者マーク・ザッカーバーグに密着して、facebookの過去から現在までを(まー、アメリカ人の書く本ってなんでこんなに分厚いのが多いのって感じですが)克明に描いた本です。マークのことがちょっとナード(オタク)っぽく描かれてはいますが、相当イヤなやつだったらしいスティーブ・ジョブズやビル・ゲイツに比べればまだ可愛い感じです。
もちろん3人に共通するのは自分の意志を曲げようとしない頑固さですけどね。
さきほどの増田さんの本でアメリカはもう終わりだなって知って、そしてこの本や(また来週ここでアップしますが)スティーブ・ジョブズのスピーチなどを読んで、うんうんまだアメリカも捨てたもんじゃないなんて思って・・。
バランスのとれた考え方や見方を構築しましょうね。

 

 

 

 

『マネジメントの日米逆転が始まる』(2012.1.14 tanakomo

 

この本はアメリカ企業のことを罵倒している本です。内容紹介を読んでもらえればわかりますが、アメリカ流の経営は「奴隷の管理」であると。植民地時代や、さかのぼって、貴族と農奴の関係に等しいような経営をしているというのです。
いろいろな事実が明らかになっています。これまで「うーん、いったいどうなってるんだろう??」と思っていたことが、「えーっ!そういうわけだったのか」と納得すること請け合いです。
この本を読んで、アメリカン・ドリームを<まだ>信じている上司や、「なんだかんだいってもやっぱり欧米の会社は底力があるからなぁ」なんていう夢物語(その人たちが若かった頃の刷り込み)を信じているオッサンに「何、バカなことをいつまで信じているんですか」と教えてあげてください。

経済恐慌が起こりそうな国際社会でこれから日本企業がどうやって生き残っていくかの指針のひとつになる本です。

 

 

 

 

『憂鬱でなければ、仕事じゃない』(2011.12.6 tanakomo

 

ある先生から「けっこうおもしろいよ」って教えてもらって気になってた本を本屋さんで見つけて立ち読みしてたらちゃんと読みたくなって(読み出すと止まらなくなって)結局買ってしまいました。
本の宣伝文句が「ビジネスマンのバイブル」。
出版界に新風を巻き起こした(ってなんかよくある表現ですいません)幻冬舎の見城さんと、二十代で会社を上場したサイバーエージェントの藤田さんという今まさに旬なお二人による、「どう仕事に取り組むべきか」ということについての(特に見城さんの仕事への取り組み方についての)本です。
この本読んでちょっと意外だったのは、見城さんって団塊の世代だったんですね。この本を読むと、見城さんはフナツが就職したころもうすでにバリバリ働いていた先輩って感じでコテコテの仕事人間です。なんせ仕事の進め方のモットーがGNO(義理・人情・恩)ですから。
また、藤田さんって巷で言われるほどカルい人じゃないし、ごく普通の感覚も持ってるんだって感じです。(成功するといろいろ悪口言われるんですね)
とても簡単に読めますので、特に社会に出たばかりでいろいろ悩んでいる新米社会人の人たちに読んでほしい本です。
仕事はそんなに甘いもんじゃない、真剣勝負なんや!!
ということがよくわかります。
そして、結局仕事ってのは人と人がやるもんだから、そこにいろんなものがからみついてくるというのもよくわかります。人間、理性や理屈じゃ動かない、人を動かすのは感情だということもよくわかります。

 

 

 

 

『采配』(2011.12.1 tanakomo

 

買っちゃいました。
もう珠玉の言葉が詰まってます。(はいはい、こういう言い方をすると落合信者と呼ばれるそうですが、まあいいじゃないですか)
たとえば、

自分の采配を「正しかったか」
それとも「間違っていたか」
という物差しで考えたことがない。
ただあるのは、
あの場面で最前と思える決断をした
ということだけである。

ちょっとカッコ良すぎですね、
他にも、

常に全力を尽くすことは、
明日に希望を見いだすことでも
あるのだ。

いろいろな言葉が入ってますが、ある人はドラゴンズの戦いの裏にあった出来事に思いを馳せ、ある人は現在苦しみもがいている自分に(元)監督の言葉を重ね合わせ、そしてある人はリーダーとはかくあるべきという戒めと読むことでしょう。
読む人が各人各様、さまざまに自分の心の状態と重ね合わせ、「気づき」がある本だと思います。また何年か経って読み返すときっと違う言葉に共感したりするのでしょうね。落合ファン(信者じゃないよ)にはおすすめ。

 

 

 

 

『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』(2011.10.6 tanakomo

 

早速さきほどの授業でスティーブ・ジョブズのことを語ってしまいました。英語の授業でも採り上げようと思ってます。さて、出版されたのはちょっと前ですが、ビジネスマンに役に立ちそうな本を紹介します。ジョブズによる新製品のプレゼンが芸術的であることは、業界ではよく知られている事実ですが、そのテクニックや、彼のプレゼンに対する態度、考え方をまとめた本です。私も人前で話す仕事なのでとても参考になりました。名人から盗め、ってね。